2017年6月27日火曜日

【優秀な人≦必要な人】

優秀な人材は大手企業に集中し、なかなか思うような人材が獲得できない。これは税理士事務所でも中小企業でも同じ悩みだろう。だが、そもそも優秀な人材を採ろうとすること自体が間違っている。例えば、高学歴で性格も良く、ITにめっぽう強い若者を顧問先の社長から紹介されたとしよう。すると「これは滅多にお目にかかれない逸材だ。彼の力が発揮できる部署を新設してやろう」と思ってしまう。で、それが上手く行くはずもない。結局、なんだかんだと高くついて終わるのがオチだ。そんなイチかバチかの育成ゲームができるのは時間とお金がたくさんある大手企業だけ。小っちゃな組織では優秀な人材など要らない。「この部署に見合った者だけが欲しい」。つまり「優秀な人材よりも、必要な人材」を優先すべきなんだ。当たり前のことだが、この当たり前をちゃんと理解しているトップは圧倒的に少ない。
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2017年6月20日火曜日

【相手が知りたいのは○か×か、0か100か、丁か半か】

昨年までは健康診断の際に「奇跡の50代」と驚かれたこの僕だが、あろうことか今年の健康診断では「要精密検査」となってしまった。そこで行きつけいやいや、かかりつけの医院で再検査をしてもらったら「なにもないのでほうっておけばOKですよ」とのこと。やはりこの僕は精神的には軟弱でも肉体的には頑健だった。必要以上に元気になった僕は「先生は丁か半かはっきり言うから気持ちがいいです」と褒めると「だって患者さんからすれば0(セーフ)か100(アウト)でしょ。あなたは五分五分ですよ、と言われたら精神的に凹んで本当に100になっちゃうでしょ(爆笑)」と。そのとき税理士事務所が自信をもって提供する決算書や経営診断書などを思い出した僕だった。◎○△×の△って何なの?◎と○はどこがどう違うの?そんな曖昧な評価を出したところで顧問先は途方に暮れるだけだ。評価は○と×だけでいい。「お前はもう45%死んでる」と言われても、行く末どころか自分が今、生きているのか死んでいるのかすら分からない。
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2017年6月6日火曜日

【「分子」が同じでも「分母」が異なれば意味はない】

桑名市で開業予定の若い税理士から「東京の○○先生の顧客獲得講座に行ってきました」と笑顔の報告があった。が、それって本当に使えるのだろうか?東京のやり方がそのまま三重県で通用するとは僕には思えない。すると「都会でも田舎でもビジネスの基本は同じですよ」と彼。ならば、例えば「税理士試験の合格率5%と行政書士試験の5%」は同じだろうか。たしかに5%という数字は同じでも、受験者のレベルが雲泥の差ということはとっくにご存じだろう。そもそも合格率に意味はない。なんだかんだいっても、まだまだ税理士稼業はクリーニング業と同じエリア商売だ。その地域に顧客となる企業がなければ成り立たない。放っておいても旬のタケノコのように次から次へと企業が芽生える都会の常識・発想・戦術・戦略が、そっくりそのまま一地方に当てはまるとは思えない。それをいかに咀嚼(そしゃく)し、自らに照らし合わせるかが肝心なのだが、それができる者は他人が主催するセミナーにお金を落とす前に自分で考え自分で答えを出している。今回の場合、同業者の前にひざまづく若い君の姿しか目に浮かばない。
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2017年5月30日火曜日

【誰でもできるけど誰もやらないことをやったもん勝ち】

先日、北海道は知床方面まで出向き、新規顧問先の囲い込み方法について余すところなくお話した僕だった。その際に強調したことは「営業にウルトラCはない」ということだ。さらに最新のツールがカッコよく見えても所詮、そんなものは使い物にはならないということもお伝えした。デジタルの時代になればなるほどアナログの必要性は増す。例えば、ネット通販が当たり前の時代になればなるほどクロネコヤマトがモーレツに忙しくなる。いくら1クリックで品物が手に入る便利な時代になったところで、それを届けるリアルな人間が絶対に必要ということは言うまでもない。また、タブレット端末を使ったペーパーレスの時代になればなるほど温かみのある手書きの良さがクローズアップされ、以前より紙媒体の需要が地味に地道に増えている。要は、目先の甘い誘惑に惑わされることなく、足元をじっくり固めるやり方が一番だし、それ以外に方法はない。「これは難しいな」と思ったことはまず成功しない。簡単なことしか成果は上がらないし間違いなく続かない。誰でもできるけど誰もやらないことをやった者が最後は勝つんだ。そして、誰でもできる「ビデオ研修会」のやり方を北海道までわざわざ行ってお話してあげた親切な僕だった。で、作りかけのレポートはこちら→ http://www.zeirishijimusyo.com/pdf/video.pdf


2017年5月16日火曜日

【組織が3Mの魚介類になるその理由】

「で、オチは?」「あ、いえ・・・」「お前の話にはいつもオチがないんだよ」と言われ続けたらどうなるだろう。当然、その人は無口になるよね。それとまったく同じことをしている組織が多い。例えば「毎月の巡回監査時に新規顧問先を紹介してもらう働きかけをしたらどうでしょうか」と提案したA君。すると所長は「おぉ!それはいい案だね。で、具体的にはどうやるんだ?」と必ず応戦する。または「君がそのプロジェクトリーダーになって進めてくれ」と任命される。そしてA君は「・・・」と貝になる。言い出しっぺがすべての責任を負わされるような仕組みでは「あ、これはいいかも!」と思ったところで誰も何も言わなくなるに決まっている。その結果、組織は無策・無能・無口な魚介類へと堕ちて逝く。この僕の人間生活52年の経験上、「気付く能力」と「推進する能力」とは使う頭自体が違うと思う。それは訓練や鍛錬でどうこうなるものではなく、生まれ持った天性ではなかろうか。どうか提案する者と遂行する者とはバシッと線引きをしてほしい。もっと言えば、提案した者をプロジェクトリーダーにするどころか、そのプロジェクトの中から外してほしい。そーいう者には第三者の立場になって外側から鳥瞰(鳥の目)して大局的に見てもらうとさらに良案が導かれるだろう。
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2017年5月9日火曜日

【逆パレートの法則】

「所得税の8割は課税対象者の2割が負担している」「故障の8割は全部品のうち2割に原因がある」というのがパレートの法則だよね。俗に言う80:20の法則だが、本来の意味はちょっぴり違うみたいだけどそれは置いといて「売上の8割は全顧客の2割が生み出している」。つまり売上を伸ばすためにはすべての顧客を平等に扱ってはNGで「その2割」を導き出すことが大切っちゅうこっちゃがな。そもそも顧客自体をかき集めるにもこの法則は使えるが、そのまま適用していては今の時代、少々遅すぎる。だから、それを真逆にやってみよう。だから僕は、あえて「8割の者が耳が痛いと思うことをずっと言い続ければ2割の者に興味を持ってもらえる。その2割の者さえ大切にしていれば、自分が死ぬまで食っていける」と本気で信じている。そう、誰からも愛されようと努力をすれば無難でつまらない平均的なサービスしかできず、その結果、箸にも棒にも引っ掛からない者ばかりが集まることになる。誰からも愛されることなどあり得ないし、それに向かって頑張ることほど愚かなことはない。自分だけのファン(顧客)を集めるためには、あえて自らが逆風を巻き起こしたほうが手っ取り早い。そして逆風という向かい風が、強ければ強いほど自分という凧(たこ)は高く高く舞い上がる。
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2017年5月2日火曜日

【先生は死ぬまで先生】

この連休中、ボーっと口を開けてただいたずらに時間を浪費するだけの安い連中に対して一気に差をつけるべく仕事に励もうと思ったが、すでに永久に縮まることのないマリアナ海溝レベルの差をつけていた自分自身の偉大さに気が付いたこの僕がいた。そこで「ふ、気分転換に柳ヶ瀬でも歩くか」と大胆な独り言をつぶやきながら岐阜高島屋の北海道展に立ち寄った。そこで偶然、ルタオのチーズケーキを物色中の、中学時代にお世話になったT先生を発見した。だが僕は、声を掛けることができなかった。それはT先生のあまりにみすぼらしく変わり果てた風貌のせいだった。そう言えば以前、僕の最低ランクの友人が「パチンコ店でT先生を見たぞ。鼻毛はボーボーに出ているわハゲ散らかしているわで、せむし男みたいに背中を丸めて打ってたぞ。正直、ショックだったよ」と言っていたのを思い出した。そのときは「へ~、人生いろいろだな」と聞き流したが、実際に「先生」と呼んでいた人がそのように負に変貌している姿を目の当たりにするとさすがにショックを隠せなかった。そう、あなたの生徒たちはそこら中から見ているんですよ。そして学校の先生だけでなく、税理士でも司法書士でもピアノの教師でも世間から「先生」と呼ばれる職種の人たちは、死ぬまで背筋を伸ばして凛としていてほしい。それが無理ならば、この連休明けにでも辞めてもらいたい。
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