2017年8月22日火曜日

【理想は床屋】

57歳くらいだろうか。知り合いの男性税理士の話だが、彼は自分一人ですべての業務をこなしている。この年齢になると勘定科目などの細かい文字や数字が見えにくくなるため50歳になった記念に視力を回復する手術をしたそうだ。どうしてそこまでして自分一人にこだわるのだろうか?なぜ職員を雇って楽をしないのだろうか?彼曰く、床屋のような事務所が理想。つまり「最後は一人でもやっていける状態」が最強で最善で安全で安心な将来設計とのこと。たしかに、床屋は利き手が震えてハサミが持てなくなったら終わり。税理士は細かい文字や数字が読めなくなり、集中力が切れたら終わり。だが、裏を返せばそうなるまでやり続けることはできる。昔から新聞の一ヶ月間の購読料は床屋代と同じと言われるが、理想的な仕事の将来設計も床屋と同じかもしれない。
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2017年8月15日火曜日

【お盆休みに杭を打て! ~税理士事務所バージョン】

もう遅いかも知れないが、君たちが勤めている事務所の所長が還暦前後の男性だったら、君たちはお盆休みを満喫している場合ではない。サッサと事務所へ行って机に向かいやがれ。そう、サラリーマンにとってお盆休みこそが絶好のチャンスなんだ。とにかく所長に忠誠心を見せつけるのさ。そのお年頃の所長は、長~い休暇を自宅で過ごそうにもそこに自分の居場所はない。そのため間違いなく事務所に出て来る。で、所長が事務所のドアを開けるや否や「お、どうした?」と机に向かって仕事をしているフリをしている君たちに尋ねるだろう。「はぁ、居場所がないので・・・」と君たちが答えると「ま、俺たちには仕事しかないからな、ハハハ~♪」と所長は満面の笑みで返すはずだ。これで君たちは、勝ったも同然さ。このような分かりやすい人種は、お客の評判や営業成績などではなく、組織への忠誠心を必要以上に重んじるものだ。もっと言えば、苦労を分かち合った同胞が可愛くてたまらないんだよ。お盆休みの期間は顧問先も世間も休眠状態なので仕事なんてありっこない。だから、ひたすら机に向かってジッと座っていればいい。すると所長は、目を細めながら遠くから君たちを優しく見守ってくれるだろう。売上に貢献する所員より「心に同じ傷を持つ同胞」のほうが確実に評価は高くなる。その後、ランチタイムを共に楽しもうものなら一生、安泰だぜ。
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2017年8月8日火曜日

【汲み取れない&気が付けないのは致命的】

先日、この僕たちが提供する商品に対してお客様である税理士から「顧問先からの反応がないんだけど・・・」っぽいご相談があった。「ふ~ん。でもね、全国の200社以上の税理士事務所が満足して利用しているんだよ。どうしておたくだけダメなのかしら?」とココまで出そうになったが、1円の得にもならないどころかリスクしかないのでやめた。数日後、その事務所まで出向き、所長と熱く語っていると人の良さそうな顧問先の社長が訪れた。そこで「○○事務所通信、読んでますか?」とこの僕が尋ねると「読んでるよ。あれ面白いよね。特に4コマ漫画の部長はうちの上川部長にそっくりで女子社員たちにも大ウケだよ」と。当然、この僕はほくそ笑むどころか、この世のものとは思えないほどのドヤ顔になった。お客様は満足している。それに気付けないということが致命的なんだ。お客様はイチイチ「今回の記事は爆笑だね」「あなたの会社の製品は素晴らしいね」とは言わない。が、それがなくなると「あれ、どうしたの?やめちゃったの?」「製造中止になったの?気に入ってたのに・・・」と嘆くだろう。そうなってから気付いても遅いし、このように先を見る目が皆無に等しいトップの会社に明るい未来は訪れない。健康な人は「今日も歯茎の調子が最高だ」「朝から肝臓と腎臓が喜んでるぜ」とは思ってもいない。その状態が当たり前になっているんだ。そして健康を害したときはじめて気付く。だが、そうなってからでは遅い。一事が万事。我々のサービスに限らず、日頃の業務に関してもお客様の内なる心を「汲み取る」「気付く」という習慣がベリー・インポータントだ。
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2017年8月1日火曜日

【少しの拘束とゆるい社則】

税理士法人など多店舗展開する税理士事務所も増えてきたが、そのせいか「毎日わざわざ事務所に出て来なくていいよ。自宅でやっていいよ。その代わり毎週月曜の会議にだけは参加してね」と言って所員の自宅をオフィス代りにするところもあるのだとか。さぞかし「自由でいいなぁ!」と思っている者も多いだろう。でも、そー感じるのは最初の1ヶ月くらいのものだ。随分前には世間ではフレックスタイム制というのも話題になったよね。出社はするものの、始業や終業の時刻を労働者自身が自由に決めてもOKという画期的なシステムだった。今ではまるで一発屋芸人みたいに見向きもされないが。では、どーして根付かなかったのだろうか?その答えは超簡単だがね。みんな寂しかったのさ。例えば、「あなたは今日から自由」と言われたとしよう。すると3ヶ月で飽きる。絶対に飽きる。自由というのは拘束や束縛があるからこそ「ここから解き放たれたい!」「体は重いけど羽ばたきたい!」と成り立つもので、なんの締め付けもなければ無人島でオセロゲームを一人でやるようなものだ。人は、ある程度の管理下に置かれるほうが安心するものだし、そうでない者ならとっくに独立&起業している。


2017年7月25日火曜日

【ザ・使える担当者とは】

生花店を営む知り合いから「会計事務所の担当者を変えたいんですが、言いにくいしどうしたらいいでしょうか?」と切実でも重要でもない相談を受けた。どうやら今の担当者と相性が悪いらしいが、その事務所に在籍する7~8人のスタッフの中から新たな担当者を選んだところで大して変わらないだろう。昨日の好きは、今日の嫌い。箸の上げ下ろし、電卓の叩き方を見ただけで気など一瞬にして変わったりするものだ。好き嫌いを言ったらキリがない。それに担当者を変えたところで決算書の数字は1円も変わらないし変わったらおかしい。でも、どーしても変えたいという場合、どのような担当者だったら及第点を与えられるのだろうか。答えは超簡単だ。あなたが生花店ならば、鞄の中に『はじめてのお花屋さん』や『趣味の園芸』などの花屋や花自体に関する雑誌が入っている者を選べばいい。要は、その業界のことを知ろうとする者、その店の売上に貢献しようと努める者を選ぶということだがね。7~8人のスタッフの中からでは厳しいかもしれないが、それが10人以上なら1人くらいは自腹で書籍を買って勉強している者はいる。
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2017年7月18日火曜日

【超簡単な正しい人事考課】

「中途採用した長谷川君はTOEICで900点も取るのにうちの現場ではまったく使いものにならないんだよ」「そんなの当たり前じゃん。おたくって和菓子屋さんでしょ」というのは極端な例だが、これと同じようなことを平気でやっている社長連中は結構多い。もっと社員たちの適正に目を向けてみよう。そのための具体策は超簡単だ。その者たちの努力を10段階に分け、さらに能力(向き・不向き)も10段階に分ける。努力が10で能力も10なら10×10=100となり、これが最高点。で、努力が8なのに今の業務が苦手で能力が3なら8×3=24となる。いくら聡明で一生懸命に頑張っている者でも不向きな職場環境では30以上のポイントは難しいだろう。能力があるのに努力をしない者は言語道断でクビにすればOKだが、必要以上の努力をしているにもかかわらず能力を発揮できない職場環境に身を置いている者がいるとしたら、それは見る目のない経営陣の責任と言われても仕方のないことだ。ちなみに、この僕の経験上、上司からも部下からも同僚からもお客からも叩かれることなくサラリーマンとして末永く生き続けられる絶妙の立ち位置は、努力が6で能力が8の48ポイント。
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2017年7月11日火曜日

【梁と柱】

100人以上の社員を抱える地方の会社は、その地域ではそこそこ名の知れたまずまずの企業だろう。そのような中堅企業が抱える悩みのひとつに「社員が定着しない」がある。そりゃあヤル気のある若者、聡明な若者、能力のある若者ばかりを狙っていたら長続きはしないだろう。やっとこさ仕事を覚えて戦力になると思ったら「一身上の都合」を理由にライバル企業に引き抜かれる。だから、人事の柱のポイントが3センチ以上ズレている。必ず押さえておきたいのが「地元で生まれ育った土地持ちの長男」。この手の者は絶対に辞めない。出世や給料などよりも「世間体のために働く」が最優先だからだ。特に地方の中堅企業ではこのような人材が会社の太い梁(はり)となるだろう。が、梁にはなるけど柱にはならない(笑)。ただ、日々淡々と目の前の業務をまっとするその姿は社員の老若男女を問わず地味に安心感を覚えさせてくれるため人望や評価は何気に高い。そのような者たちが会社の太い梁となり横たわってくれるだけで目には見えない社員間の連帯意識を芽生えさせることとなる。その後、その者たち以外の中から会社の柱となる人材を選定しじっくり育てればいい。
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