2016年12月30日金曜日

【バシッと断言できるコンサルタントのススメ】

何を今さら言ってるの?私はバシバシと顧問先の社長にコンサルしちゃってるよ!という先生方は、今回の内容に関してはスルーしてほしい。そこで今回は「実際にモノを売ったこともないし」「コンサルって企業の中に入って一緒に進めないとできないよね」というマジメを絵に描いたような税理士にお話したい。実際にモノを売ったことがないからこそ見える風景がある。極端な話、本屋で仕入れた情報だけでもコンサルなど立派にできる。それは「あなたがしゃべるから価値がある」ということだ。また「企業の中に入らないと部外者の無責任な意見として軽く見られる」と思っている者も多くいるが、自分の発言や意見にイチイチ責任を取れる人間などいない。だって国会議員ですら取れないんだから。そして、相手を奮い立たせるためには「絶対に売れる!」「必ず伸びる!」という力強いワードが大切だ。「え?世の中には絶対とか必ずということはないのでは?」と言う者も多いだろう。だったら、戦国時代の武将が「ひょっとしたら僕たち勝てるかもしれない」「万が一、生き残ったら一緒にお酒を飲もう」と今から戦場に向かう家臣たちに言うか?実際にモノを売った経験がなくても、その企業の中に入り込まなくても、本屋で仕入れたノウハウだけでも十分。無責任、上等。だって数万円の顧問料しかもらってないじゃん。相手は「元気が出て、勇気が湧く言葉で背中を押してもらいたい」だけ。そこに小難しい理論や理屈の入り込む隙など絶対にない。では、可能な限り良いお年をお迎えください。
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2016年12月26日月曜日

【正しいお客様】

「パパ、これいるの?」と次女が分厚いケースを運んできた。「おぉ!懐かしぃ~♪」。それは15年くらい前に30万円で購入したSMIプログラムだった。「これはね、成功プログラムだよ」「ふ~ん、これで成功できるの?」「ううん、これを買うような人間は絶対に成功しないんだよ。ソフトバンクやトヨタの社長がやっているとは思えないしね。それにこれを販売していたセールスマンの一人は自己破産したんだ(爆)」「えっ?成功プログラムを売ってる人がコケちゃったの?」「うん♪でも、彼らとは随分と付き合いが長かったから“もう僕に売っていいよ”という空気をかもし出して買ってあげたんだよ」「これっていくら?」「言えない」「これ、ビニール包装のままの新品じゃん。カセットテープだけど・・・(笑)」。では、そろそろ〆に入ろう。理屈ではない。黙って買え。もういいかげん買ってやれ。「これで成功できるの?」「これを使えば必ず仕事が上手く行くの?」とかイチイチ聞くな。たった30万円ぽっちで成功するなら誰も苦労はせん。その人が望んでいることを黙って勝手にやってあげるのが正しいお客様だろが。
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2016年12月23日金曜日

【スイーツのある風景 Vol.1 ~成功のポイント】

ってことで僕は今、歩いて27分圏内の小洒落た喫茶店でケーキを食べている真っ最中。ハハハ、ケーキだけに甘く見てもらっちゃ困るぜベイベー。3連休をいたずらにボーっと過ごしている君たちとはアフリカ象とミヤマクワガタくらい違うんだ。そう、1冊のメモパッドにザーッと思い付くままメモしまくるんだよ。そのためにいつもとは異なる空間で脳内に良質のブドウ糖を補給するのさ。当然、ヨーロピアンなこの僕だからロディア(No.11)を使い、革のケースは土屋鞄製だぜ。ここで成功のポイントは、まずは強引にカタチから入ってしまうこと。でもって第2のポイントは、やることを決めるんじゃなくて「やる価値のないどーでもいいことを書き出すこと」さ。だって、それさえやらなきゃ成功するから♪
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2016年12月12日月曜日

【長崎は今日も派手だった】

長崎県島原市なう。では、今回も巡回監査時に使えるネタをお話しよう。いくらこの僕が暇そうに見えてもわざわざ長崎までカステラを食べに来たわけではない。そう、お客様であるY税理士から「うちの顧問先にコンサルしてあげてよぉ」と冗談半分で頼まれたからANAに乗ってはるばるやって来たってわけだ。で、工務店を営むその顧問先の社長も同じだったが、よく「どうすればうちの商品が売れるようになりますか?」と相談されることがある。だから、この段階でもう売れないの。商品を買うのは相手方なので「自分が何をすれば?」ではなく「その人が“それ欲しい”と言うのはどんなときだろうか?」を考えるんだ。もっと言えば、その人が「それを売ってください」「わが社の顧問税理士になってください」と頼むのはどんなときだろうか?を今一度、考えればいいだけなんだ。だってさ、自分がどうすりゃいいのか分からないときに「僕はいったい何をすれば?」と考えたところでまともな答えなんか出るわけないじゃん。もともと分からないんだから。しかし、その人はどんなときに喜ぶのか?どんなときに頭を下げてまでお金を払うのか?くらいは1時間も考えれば必ず答えは出る。ちなみに、単に「長崎は今日も雨だった」をもじっただけなので、タイトルと本文とはまったく関係ございません。
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2016年12月5日月曜日

【本当の社長】

今回は巡回監査時に使えるビジネスネタをお話しよう。ただ、これにより顧問先との縁が切れても当方は一切責任を負わないので念のため。「本当の社長になるための条件」って何でしょう?この際だから人格者とかリーダーシップという抽象的で基準が曖昧なものはやめましょう。正解は「数字に強い人」「人事に強い人」の2つです。はい、数字に強いだけでも人事に強いだけでもNGですよ。両方の能力を併せ持つ人間だけが本当の社長になる資質を有しています。正直、1000人に2~3人の割合ですね。数字に詳しい人は多いですが、数字に強い人は少ないです。ま、私も人のことは言えませんがね。ハハハ、特に私の場合は勘定科目に詳しいだけですし。そして、人事についてですが、適材適所がすべてです。これさえちゃんとできていれば「うつ病」も「イジメ」もましてや自殺などあり得ません。できない人間に「頑張れ!」と言ってできるようになるのなら、世の中に河合塾も東進衛星予備校も必要ありません。それができない者は頑張ってもできません。だから、その人ができる部署に配置してあげれば済む話です。これが人事です。さぁ、一日も早くあなたも「シャチョー」から「社長」にバージョンアップをしてみませんか。
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2016年11月14日月曜日

【あなたが今日まで「なんとかなった」その理由】

めんそ~れ!仕事じゃなければサイコーなのだが、今まさに沖縄に向かう僕たちがいる。沖縄ってさ、打っても響かない土地柄なんだよね。たしかに時計の短い針が2周半くらい止まったような悠々とした風土ではあるが、だからと言って何もしなくても食っていけるわけじゃあない。沖縄在住の税理士にビジネスの話をすると「そんなに頑張らなくても、なんくるないさぁ(なんとかなるさ)」とやり過ごされるが、今あなたがなんとか食っていけるのは「運良くなんとかなったからではなく、強引になんとかしてきたから」だよ。本人にその気はなくても、生来の防衛反応で襲い掛かる苦境や困難などに打ち勝ってきたからこそ、なんとかなっているんだ。今、この世に存在しているあなたたちは、たまたまなんとかなったから生きているのではなく、自分の手でなんとかしてきた結果、その場に立っていることをお忘れなく。はい、とってもいい感じにまとまった気がする僕がいる。では、このようなビジネストークを必要以上に熱く語ってきます。僕だってさ、そんなに頑張らなくても、なんくるないさぁ♪とオリオンビールを飲みながらまったり生きたひ。
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2016年11月7日月曜日

【「ね、紹介してよ!」と活字のような日本語で】

T税理士から「顧問先の拡大ツールとしてニュースレターを使いたいので成功イメージが湧くように詳しく説明してくれませんか?」と連絡があった。はいはい、いくらでもしてやりまんがな。できる限り標準語に近い日本語で説明すること1時間。するとT税理士は「ありがとう!これが使えることはよく分かったよ♪」と満足げだった。僕もうれぴー♪しかしだ、次の一言でこの僕は冷凍マグロのように固まっちまった。「じゃあ、○○○の担当者に伝えておくから」。説明しよう、○○○とは小難しい専門用語を春先のカエルの卵のようにギッシリと羅列しただけのニュースレターを販売している超大手企業なのだ。分かりやすく言えば「うちの商売ガタキ」でんがな。ゴメンね、どうしても商売が絡むと関西弁になりまんがな。「んはぁ。。。」さすがのこの僕も疲れる以前に呆れ果てたぜ。「先生ね、僕が何のために1時間も説明したか分かりませんかね?」「え?」「うちのを使って欲しいからわざわざガソリンとタイヤをすり減らしてここまでやって来て、さらに1時間も説明したんでしょ。しゃびしゃびの珈琲1杯で」「あぁ。。。」「ボランティアやるなら熊本へ行きますって」ってね。では、今日の〆に入ろう。基本的に察することのできる人間は少ない。ゆえに成功者も少ない。相手の心が読めないトップに明日はない。面と向かって「だから、買ってくださいね!」と活字のように訴えかけないと気付かない連中ばかりだ。だから、税理士であるあなたが顧問先を紹介して欲しければ、銀行や商工会議所の担当者に「ね、紹介してよ!」とハッキリ意思表示をしないとまったく相手には伝わらない。ちなみに、今回登場したT税理士は、今ではうちのええお客様でんがな。
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2016年10月31日月曜日

【去った背中に唾を吐かない】

優秀な社員が去る原因は、無能な上司が自分より仕事のデキる部下を露骨にイジメたり、干す(無視する)場合が結構多い。で、その翌日から去った元社員の悪口ショータイムが始まる。「会社の金に手を付けた」や「女子社員に手を出した」など、あることないことアジャ・コングもとい、あーじゃこーじゃと大胆なお小言が延々と続く。そして、それを残った社員が毎日のように聞かされるんだ。とっくの昔に嫌気が差している社員たちは、「きっと俺もこの会社を去ったらこーやって言われるのだろう」と100%思うはずだ。と同時に「だったらこんな会社、つぶしが効く今のうちにサッサと辞めて俺を必要とする会社に転職しよう」と、辞意という滑走路を走り始める。例え去った社員に問題があったとしても、一切の抵抗も反論もできない背中に唾を吐いてはNGだ。それを自分のことと置き換えて見聞きしている社員たちが目の前にいることすらも分からんのか、この野郎。ところが「○○さんは悲惨だよね」と、上司のお小言を他人事のようにしか捉えることのできない残念な社員は「○○が去ったから課長の椅子は俺のものかも♪」とほくそ笑む。数年後、会社は「課長の椅子は俺のものかも♪」と信じて疑わない幸せ者でいっぱいだ。この際、全員を課長にしてやったらどうなんだ。
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2016年10月28日金曜日

【「目に見えない負担」を押し付けない】

「観自在菩薩・行深般若波羅蜜多時、照見五蘊皆空、度一切苦厄。舎利子。色不異空、空不異色、色即是空、空即是色」。これは般若心経だよね。先日、ある大手企業が販売しているニュースレターを使用中の税理士から「毎月、送ってるのにまったく反応がないんだけど・・・」と相談された。「あのね、そんなもんそっちの会社に言ってくれよ」と思いつつ、実際に配布している事務所通信を見せてもらうと「これは新種の般若心経か?」と驚いた僕だった。名城大学しか受からなかったけどそれなりに優秀っぽいこの僕でさえ、そこに書いてある内容以前に言葉すらさっぱりイミフぅ~(意味不明)だった。ましてや「源泉徴収票」を「源泉徴収表」と誤記する一般ピーポーになど理解できるはずもない。その税理士には「誰も読んでませんねぇ」と教えたった。それどころか、良かれと思ってやっていることが、相手には「目に見えない負担」としか感じられないだろう。それでも相手が黙ってそれを受け取っているのは、「いちゃもんをつけると先生に申し訳ない」と思っているからに違いない。本当に優秀な大学教授は、そこらの中学生にでも理解できるように易しく説くものだ。が、税理士が発する言葉は、ムダに無意味に専門用語が多い。すると、相手には「私はね、こんなに難しいことまで知っているんだよ」と自慢しているようにしか聞こえないんだ。そろそろ〆に入ろう。あなたが発しているムダに画数の多いその言葉、相手に「これは新種の般若心経か?」と煙たがられていやしませんか?
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2016年10月21日金曜日

【ワクワク感が自社の将来を左右させる!】

(問1)絶好調な企業やお店の共通点とは何でしょうか?5、4、3、2、1高木ブー!時間切れ。答えは「なんとなくワクワクさせてくれる楽しい雰囲気」だ。絶好調の裏には「何かやってくれそうだな」というワクワク感がお客の心理に必ずある。ちなみに「何かやってくれそう」は安心の下にあり、「何かしでかしそう」は不安を助長するので両者はまったく違う。「同じ落とすなら、ここにお金を落とそう♪」とワクワク感が漂う企業やお店に人は集まるんだ。そう、マクドナルドにあってロッテリアにはないもの。TDLやUSJにあってそこらの湿った遊園地にはないもの。北の大地でくすぶっていた旭山動物園が全国区になったのも「ワクワク感」をかもし出すことに成功したからだよ。そして、それは税理士事務所にもまったく同じことが言えるだろう。あなたの事務所は、顧問先が「この事務所って何かやってくれそうだな」とワクワクするような事務所だろうか。逆に「何かしでかしそう」な事務所なら個人的にはたくさん知ってるけど(爆)。記帳指導や申告業務をやっているだけでは100%顧問先にワクワク感など芽生えやしない。もし、あなたの事務所の200メートル先に「何かやってくれそう」な事務所がオープンしたら終わりだよ。だが、もっと注視すべきことがある。それは、お客だけでなく自社の社員や職員自体もワクワク感のない会社や事務所などにそう長くは居つかないということだ。
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2016年10月7日金曜日

【「本当の営業」をしたことがありますか?】

以前、25人の税理士に「今までに営業をしたことはありますか?」というアンケートを取ったことがある。すると全員が「はい」と答えた。では、どのような営業をしたのかを尋ねてみたところ、「職員にノルマを与えた」「スゴイ信賞必罰制度を設けた」「異業種交流会を開催した」といったものが多かった。ハハハ、そんなものは単なる企画であって営業手段ではない。でもね、「スゴイ信賞必罰制度」の中身が知りたい。おっといけねぇ話を戻そう。そこで最後にもうひとつだけ尋ねてみた。「営業とは何ですか?」ってね。すると案の定、「売上を伸ばすこと」「事務所の基盤を支えるもの」「相手を納得させること」など、十把一絡げにしても二束三文にもならないありきたりの回答ばっかだった。で、営業とは「頭を下げずにお客を増やすこと」だがね。いくらお客を増やしたところでコメツキバッタのようにペコペコと頭を下げ、こびへつらうやり方では長続きはしない。相手に「お願いだから、それを売ってくれませんか?」と言わしめるのが本当の営業だ。職員にノルマを与えて売上が伸びるなら誰も苦労などしない。また、根性や気合いだけでクリアーできることなど銀河系にはひとつも存在しない。さぁ額に汗を流すのではなく、脳ミソに汗をかくやり方を本気で考えようじゃないか。それが本当の営業だ。この僕は、税理士業界で「本当の営業」をやっている事務所をまだたったの一度も見たことがない。
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2016年10月3日月曜日

【そうだ 熊本、行こう。】

「いつも食べかけのパンとコーヒーがあふれそうなマグカップの写真ですが、それに何か意味はあるのですか?」という戦時中の乾パンのような無機質で面倒臭い質問が届いた。そこでこの僕は「アンニュイな乾いた朝に優雅なブレックファーストで気分転換を図り、素晴らしいコラムを読みながら地味に地道に味わってもらおうと心のない僕が心を込めて書いているの♪」と返しておいた。だから、そんなことはどーでもいいんです。今まさに、弘道 in 熊本なう。ここ熊本にも【ダントツ通信】を有意義に活用してい る先進的かつ画期的な税理士事務所はある。震災後、初めて訪れた熊本。僕たちが提供している記事の内容は当然、全国共通のものだ。しかし、大地震という未曽有の天災に遭遇してしまった人々でもそれを読んで何かしら気付きを得られるのだろうか?元気になれるのだろうか?という疑問をクリアーするためだけに今回は訪れた。そして、少ないながらもできる限りお金を落とそうと思っている僕がいる。
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2016年9月26日月曜日

【女性税理士の売れる条件】

知り合いの男性税理士が「可愛い女性税理士はいいよねぇ」と愚痴をこぼした。世の中に女社長は増えてはきたが、まだまだ社長の多くは男。そのため女性の顧問税理士のほうが需要があるのでは!?と彼は思っていたようだ。ハハハ、実に分かりやすい人間だこと。正直、確かに社長も人間なので、そーいう部分もあるだろう。そこでこの僕は、彼に次のようなことを言った。「まぁ、可愛い女性税理士もいるでしょう。でも、可愛いには必ず賞味期限があります。だから、そこで勝負すると5年も持たないでしょうね。肝心なのは可愛げがあるかどうかってことですよ」ってね。「可愛い女性」と「可愛げのある女性」とでは象と蟻ほどの差がある。男女問わず、決して見た目はよくなくても、可愛げのある人間のほうがすべてにおいて確実に上ということだ。所詮、可愛いのは上辺だけで人間の本質を問う部分は可愛げだ。第一、50歳を過ぎて可愛かったら新種の妖怪と同じだろ。「男だから」「女だもの」で勝負できる世界は極々わずかで、しかもその寿命はすっげぇ短い。「可愛い」の耐用年数はせいぜい5年、「可愛げ」の耐用年数は永久に不滅です。
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2016年9月20日火曜日

【T税理士の物理的においしいお話】

2016年9月の中頃、わざわざ東京から職員2人を連れてT税理士がこちらまでやって来た。その数日前に「このところ調子がよくってね。ちょっとでいいからお話する時間はありますか?」と電話があった。僕たちスタッフ一同は「おいおい、クレームじゃなくてよかったぜ(笑)」と全力でホッとした。高橋でも田中でも勅使河原という名前でもないT税理士は、商工会議所や銀行の融資担当者に【T税理士事務所通信】を送っていたが、さらに半年前から新規設立法人宛に毎月その通信を入れたDMを送るようにしたそうだ。そこでだ、毎月70~80件に送った結果だが、なんと必ず3~4件ほどの問い合わせがコンスタントにあり、そこから顧問契約に至る確率は85%とか。「杉山さん、この話を使ってもいいけど僕の名前は匿名でお願いね。今夜はいっぱいご馳走するから♪」と高木でも鶴田でもトーマスという名前でもないT税理士。僕たちはいつでもウエルカムなので今月も来月もぜひ遊びに来てください。
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2016年9月5日月曜日

【小さな会社の大きな魔物】

諸悪の根源は社長の奥様。「百害あって一利なし」とはこのことさ。でも僕はね、決して奥様の人格を否定しているわけではなく、奥様が会社に存在するという実態を疑問視しているに過ぎないんだ。お願いだから、ご自宅でケーキでもお作りあそばせ、オホホホホ。「あなた(社長)ってダメね。私がこの会社をなんとか盛り上げて行かなきゃ!」と思うこと自体が大間違いなんだよ。そう、必ずと言っていいほど奥様は夫である社長の方針を頭ごなしに否定する。部長2人の派閥があるだけでも社員は困惑するというのに、それが夫と妻の二大政党に分裂した日には社員はたまったもんじゃない。奥様はカシオの電卓を片手に人差し指で経理事務を一生懸命にやっている。社員が持ってきた領収書のニオイを嗅いではその場で静かに社員をにらみつける。奥様って職場の雰囲気をイチイチかき乱す天才なんだ。もし、あなたの会社でも社長の奥様が君臨しているならば、あらゆる手段を駆使してその場から葬り去る努力をすべきだ。そうすれば確実に売上は伸びるだろうし、職場の雰囲気も改善されるだろう。そうです、奥様は魔女ではなく魔物だったのです♪
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2016年8月29日月曜日

【面接のツボは「最悪」を避けること】

良い人材が入らない。なぜか社員が育たない。多くの社長から受ける相談の80%以上がこんな内容さ。まぁ、即戦力になるような人材は決まって大手が囲い込むよね。ただね、良い人材が入らないのではなく、悪い人材を選んでいるだけ。それに社員が育たないのは当たり前で人間、20歳を過ぎてからの成長などあり得ない。だから面接が大切なのよ。決定的なミスは、面接で「最良」を選択しようとすることだ。大ウソをつくために完璧なシナリオを頭に叩き込んで面接に臨もうとする奴の本質を見抜くなんて無理。だからこそ「最悪」を避けるんだ。「最良」に見えるモノには絶対&確実にクセがある。そのときはピカーッと輝いて見えるが、ここでもう一度よく考えてみよう。面接で輝いて見えること自体、あまりに胡散臭すぎやしませんか。以前に【使える社員はすぐそこにいる】の中で「公衆便所のLED電球並みにムダに明るい奴より、飲み会の席で一番端っこでひっそり飲んでいる者に目を向けてみよう」とこの僕がおっしゃったことを今一度、思い出そう。面接に限らず何でもそうだが、5つ並んでいたら一番下の5番目を外し、よく考えた末に上から2番目か3番目を選ぶ勇気が必要だ。
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2016年8月26日金曜日

【いい顧問先はそれを我慢できない】

月額顧問料が5万円のA社と2万円のB社を比較した場合、あなたの事務所では「業務の内容」は異なるだろうか?A社はB社よりも3万円分多くサービスを得ているだろうか?いいや、そんなはずはない。まったく同じサービス内容だろう。事務所サイドからすれば「どの顧問先にも精一杯やっているのに、なぜ3万円も差があるの?」と思うだろうが、この事実を知ったA社からすれば「それ、おかしくね?」とすっげぇ首を傾げるはずだ。ましてや顧問料が高い会社になればなるほど社内での自計化が進み、監査担当者の仕事はほとんどない。ところが2万円のB社といえば、いつまで経っても領収書が段ボール箱に入ったままやんか。しかし問題はB社を改善することではなく、A社に不満を抱かせないことだ。A社からすれば、もっと自分たちに目を向けている素振りさえしてくれれば別に高くても構わない。自計化は完璧だから毎月、監査担当者が来てくれても何もしてもらうことはない。ただ、こっちを気に掛けている素振りさえしてくれればそれでOKなんだ。あなたの事務所はA社に「3万円分の素振り」を与え続けることができるだろうか。ふ、その方法は簡単だぎゃ。あるアンケート調査で【税理士事務所を替えた理由トップ10】の中に「新しい情報の提供がまったくない」という回答がランクインしていた。それが大きなヒントだがね。あなたが「なんで?」と疑問に思っていることは、とっくに顧問先も「それ、おかしくね?」と疑問に思って首を傾げている。そのアンケート調査結果はこちら。
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2016年8月23日火曜日

【使える社員はすぐそこにいる】

税理士事務所に限らず、そこらの中小企業でも人材不足には常に悩まされているようだ。特に「俺の右腕となるナンバー2がおらんがや!」と名古屋弁で嘆くトップは結構多い。でもね、久保田早紀の『異邦人』を口ずさみながら、ちょっと後ろを振り向いてごらん。そこに15人の社員がいたら、確実に1人は素晴らしい資質を持った人間がいるだろう。しかし残念なことに、そこらの平均的なシャチョー連中にはその1人を見つけ出すことができんがや。だって公衆便所のLED電球並みにムダに明るい奴が大好きじゃん。明るい奴に仕事のできる奴はいない。そーいう人種は仲間と上手くやれずに辞めていくか、人の良し悪しも満足に見抜けないライバル企業からヘッドハンティングされて裏切るのがせいぜいだ。これは統計値だから動かし難い事実なの。もっと言えば、「明るい」というのは持って生まれた性格で、そいつ自身の努力は0だ。余裕のある会社なら「癒しグッズ」のひとつとして身近におけばいい。本当に使える社員は必ず暗い。群れることを嫌うため、よく「協調性がない」や「輪を乱す」と誤解されがちだ。だが、それらに当てはまるのは明るい奴だ。社内の飲み会の席で、一番端っこでひっそり飲んでいる者に目を向けてみよう。
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2016年8月19日金曜日

【顧問先と縁がプチッと切れる本当の原因】

税務調査の際に生じた亀裂、不景気で支払いがとどこおった顧問料。このように顧問先と縁が切れる原因は様々だが、本当にそれらが原因なのだろうか。もともと何か別の要因があって、税務調査や不景気がその導火線に火を点けるキッカケになったに過ぎないのではないだろうか。例えば、監査担当者。毎月、足を運んでくれるのはいいが、ジ~ッとパソコンとにらめっこするばかり。ある税理士事務所に勤める25歳の女性税理士は、顧問先から送られてきた「善処します」というメールを見て、上司に「ぜ、ぜんどころって和菓子屋さんですか?」と尋ねたそうだ。おいおい、これではあまりに顧問先が可哀想すぎるぜ。顧問先からすれば、税務や会計のことなんてどーでもいいの。そんなものはそっちがやってくれればいいの。だって毎月、ちゃんと顧問料を払ってんじゃん。そう、顧問先が望んでいることは「世間話」なんだ。よその会社の調子は?今、儲かっている業種は?商店街の中で年内に潰れそうな店舗は?今後の経済の行く末は?どう間違っても仕訳や勘定科目、税法の話など望んじゃいない。税理士事務所の職員なら税務処理ができて当たり前。それ以外に使える情報を持って来てナンボだ。また、使える情報は澄んだ泉のように湧いては来ないし降っても来ない。だから、買うんだよ。だって、それはクロネコヤマトの車と同じだよ。それがなかったら仕事にならないだろ。
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2016年8月16日火曜日

【「自分が一番」になれる場所】

夫婦関係が冷めきった社員、また家庭環境が複雑な社員に仕事をやらせたところで満足な結果など出せるわけがない。セミの抜け殻のような社員を立ち直らせる作業は、円周率を500桁まで覚える試練より厳しい。ところで夫婦関係や家庭環境と仕事に対する意欲とはどのような関係があるのだろうか。もっと言えば、それらがうまくいっていたら社員は期待以上の仕事をしてくれるのだろうか。いいや、ちゃいまんがな。帰ればホッとできる家があるから頑張れるのではなく、「自分が一番」になれる場所があるから日々の生活にハリがあるんだってばよ。だから、「自分が一番」だと思える場所があれば、たとえ夫婦関係や家庭環境が破綻寸前であっても仕事をバリバリこなすだろう。だとしたら、会社の中でその社員が一番になれる場所をつくってあげたらどうでっしゃろ。別にそれが仕事に関することでなくても構わない。社内の鉄道同好会でも野球チームでもなんでもOKだ。その小さな集まりの中で「自分が一番」と思えたら、日々の仕事はバリバリやるだろう。夫婦関係や家庭環境を改善&修復させることは非常に困難だが、ボーっと上の空の社員をそこそこの状態にまで戻すことは意外と簡単だ。自分が一番になれる場所。それがどこにあるかだ。人は「心地が良い」よりも「都合の良い」ほうがホッとできるものだ。
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2016年8月12日金曜日

【お盆休みに杭を打て!】

君たちが勤めている小っちぇ会社の社長が還暦前後の男性だったら、君たちはお盆休みや正月休みを満喫している場合ではない。サッサと会社へ行って机に向かいやがれ。そう、サラリーマンにとってお盆休み&正月休みこそが絶好のチャンスなんだ。とにかく会社に忠誠心を見せつけるのさ。そのお年頃の社長は、長~い休暇を自宅で過ごそうにもそこに自分の居場所はない。そのため間違いなく会社に出て来る。そして、社長が会社のドアを開けるや否や「お、どうした?」と君たちに尋ねるだろう。「はぁ、居場所がないので」と君たちが答えると「俺たちゃ仕事しかないからな」と社長は満面の笑みで返すはずだ。これで君たちは、勝ったも同然だ。社長という人種は、仕事の成果や成績などではなく、会社への忠誠心をすっげぇ重んじる。もっと言えば、苦労を分かち合った同胞が可愛くてたまらんのだよベイベー。お盆休みや正月休みはお客も世間も休眠状態なので仕事なんてありっこない。だから、ひたすら机に向かってジッと座っていればいい。すると社長は、目を細めながら遠くから君たちを見守ってくれるだろう。売上をたくさん作る社員よりも「心に同じ傷を持つ同胞」のほうが確実に評価は高くなる。そして、ランチタイムを共に楽しもうものなら一生、安泰だぜ。
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2016年8月8日月曜日

【ダメとダメを足しても所詮、ダメ】

知人のT税理士から相談を受けた。「杉山さん、うちもそろそろ古い知り合いのH税理士事務所と合併して税理士法人を設立しようと思ってるんだけど」「ほう、何かいいことがあるんですか?」「え?だってさ、時代の流れで税理士法人が一気に増えたじゃないの」「で、そのメリットはあるんですぅ~かッ?」「双方の弱点を補って長所を伸ばすことができるじゃん」「自分たちだけで食っていけない事務所が肩を寄せ合ってもどーしようもないんじゃないですぅ~かッ?」「そんな・・・」「目の前に美味しいお菓子があるのにわざわざ他人と分け合うんですか?自分の将来に自信がないから第三者に望みを託すんですよね? Win-Winなんて顔から火が出るような恥ずかしい単語を使わないでくださいね」「・・・」「悪い会社と悪い会社が合体しても良くはならないどころか、さらに悪くなるだけですよね。先生もよくご存じのように、世の中には対等合併はあり得ないんですよ。将来、絶対にどちらかが『話が違う!』と叫んで決別するんですよ」「いや、H先生とは波長が合うんだよ」「みんな最初はそー言うんですよねぇ。そー信じたいんでしょうね。合併のメリット数からデメリット数を引いて二桁以上あれば考えてみたらどうでしょう」
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2016年8月5日金曜日

【グラフはやる気を失くす昭和の見せしめ行為】

壁にセロテープの黄ばんだ跡や、ましてや画びょうの穴など言語道断だ。君たちの会社の壁はどうだろうか。営業系の会社だったらそこら中に貼ってあるグラフ。そのほとんどは営業成績を表すための棒グラフか折れ線グラフ。さすがに円グラフは見かけない(爆)。僕にはこれが見せしめ行為としか思えないんだ。汚い壁のグラフを見て一喜一憂するのは社長だけで、社員の誰一人として凹むことはあっても心の底から喜ぶ者などいやしない。例えば、トップの成績を上げた社員でも「来月も、またその次の月も、それを維持しなければならない」というプレッシャーは、ある意味、成績が悪い社員たちよりも凄まじい。通信簿を掲示板に貼られてやる気の湧く生徒はいない。社員の士気やモティベーションを上げるつもりでそれを行っているとしたら、残念ながらまったくの逆効果だっちゅうの。自分がして欲しくないことは他人、ましてや逆らうことのできない目下の者にはしないことだね。本当に社員一人一人の士気を高め、売上を伸ばす喜びを分かち合いたいのなら、会議室で社長が1対1で握手をすればいい。だからグラフなんて絶対にいらない。
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2016年8月1日月曜日

【新・正しい請求書の送り方】

ちょっとぜいたくな店を利用した際に「請求書を送ってください」と依頼する僕がいる。「またぁ~、見栄を張っちゃって」と思った者もいるだろう。ハハハ、全然違うぜ。その店の本当の姿を確かめたいからさ。世の中で最も受け取りたくない封書は、裁判所からの呼出状か請求書だろう。で、その請求書の中に金額を明記した紙切れ1枚だけを入れて送りつける店や企業がやたらと多い。それって「黙って金を払え!」と言っているのと同じことだよね。ところが一泊5万円以上もする高級旅館からの請求書を開ければ、そこには上品な匂い袋や何かしらのお土産が潜んでいる。するとこちらは「早く入金しなきゃ」という思いに駆られると同時にファンになる。だが、これはサービス業であれば当たり前のことだ。そして当然、税理士稼業もサービス業だ。例えば、請求書の中に紅茶のティーバッグを1個しのばせるだけで顧問先からの印象はガラッと変わる。たった5円で感動を与え、感謝の意を添えることができる。そして、さらにそこに体温が伝わるユニークな事務所通信を入れるだけで毎月の請求書を待ち遠しく思わせることができる。そう、感動や感謝を醸し出すことなど超簡単!
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2016年7月2日土曜日

【答えを出すには考えるしかない】

ある女性から「A君とB君から告白されて悩んでるんですぅ~」と相談されたとしよう。ここで考えられることは次の2つだ。「AかBかで悩むということは、要するにどっちでもいいということ。AかよければA、Bが好きならBと必ず答えは出る」。もう1つは「ねぇねぇ、私って結構モテるでしょ。どう、あなたも一枚加わってみない?」というお誘いしかない。しかし、それは考えにくい。よく「悩む」という言葉を使う奴がいるが、答えを出したいのなら「考える」しか方法はない。脳ミソに汗をかきながら答えを導き出す作業を正しい日本語で「考える」という。A君かB君かで悩むことは、ラーメン屋で500円玉を握りしめて「味噌か醤油かどっちにしよう?」と悶々としているサラリーマンと同じだ。要は、そんなもんどっちでもいいんだよ。本当にデキる人間は、疑問を抱いたらまずは自分一人で徹底的に考え、自分なりの答えを持ってから他人に意見を求める。そうすることもせず、何でもかんでも闇雲に「なんで?」「どうして?」と聞きまくる奴は、ハツカネズミのようにカゴの中を死ぬまで走り続けていればいい。きっとそれが奴らには一番心地良いのだろうから。
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2016年6月24日金曜日

【良い会社と悪い会社の見分け方】

決算書などの数字に表れない部分で良い会社かどうかを見分ける方法はある。っていうか、「数字が良い=良い会社」だと思うほうが稚拙で能がない。ま、その話は右横に置いておいて、左横から本題に入ろう。それは相手先にFAXを送信すれば容易に分かる。その際に返信を希望する旨の要件を添えてね。メールを見ない奴はいてもFAXは必ず見る。大五郎、あとはジッと待つのだぞ。by 大昔の「ボンカレー」のCM風。それで相手先の企業風土もバッチシ分かるんだよ。まずはちゃんと返事が来るかどうかだね。返事が来なかったらそれまでの会社だからサッサと縁を切っちまおう。そして問題は返事がすっげぇ遅い会社だが、そうなってしまった理由は「決められないか、怠慢か、忘れっぽいのか、社内がゴチャゴチャで用紙をなくしたのか、こっちを軽く見ているか」の5つしかない。だから、返信期日からどれだけ遅れて届いたかを分析し、相手先の企業風土を垣間見ると面白い。たった1枚のFAXで会社の良し悪しがこれほど顕著に分かるんだっぺ。
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2016年6月22日水曜日

【職員の正しい負け犬教育法】

今から11年前、いや12年前、ん?13年前だったか?まあいい。とにかく僕が税理士事務所に勤めていた頃の風潮は「うちの所長先生って立派でしょ」「毎週、商工会議所でセミナーをやってるよ」というのが職員たちの自慢でもあった。ま、言ってみれば、盃(さかずき)を交わさないまでも、立派な親分を尊敬する従順な子分のような色濃い間柄だった。またそうやって優秀な職員がやめないようにとつなぎとめていた。ところが今ではその逆のケースも結構多い。つまり「先生、大丈夫かな・・・。最近はボーっと物思いにふけってばかりだし。僕がいないと事務所が立ち行かないな・・・」という具合なんだ。これを「アンダードッグ(負け犬)効果」と言う。要は、同情を買うやり方だ。特に慈悲深い日本人は不利な状況にある奴に対して手を差し伸べる傾向がある。これを職員の教育に活かさない手はない。所長を見て「うちの先生は立派」よりも「う~ん、僕がしっかりしなきゃ!」と思わせた方が事務所は末永く繁栄するだろう。それに、その方が現実的ですっげぇ楽だし。
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