2016年5月23日月曜日

【「たいしゃくたいしょうひょう」って書ける?】

どう見えるか知らないが、こう見えても僕は12年間ほどある会計事務所に勤めた。その事務所に入る前は、会計の「か」の字も関係のない業種だった。入所試験に出された問題に「たいしゃくたいしょうひょう」を漢字で書けという問題があった。その際に「対借対象表」とでも書いたような記憶がある。だが「相殺」は日本語なので書けた。そう、貸借対照表は日本語じゃない。会計の専門用語だよ。今、そこらの社長連中に同じような問題を出題したら、いったい何人の社長が「貸借対照表」と正しく書けるだろうか。おそらく少ないだろう。つまり税理士が当たり前だと思っていること、こんな簡単なことと思っていることが、車を売る社長、お花屋を経営する店主たちには難しいんだよ。僕が勤めていた事務所では300人を超える勉強会を主催していた。その中には、よその事務所の世話になっている社長がほとんどだった。すると、多くの社長たちは僕に実にいろいろな質問をしてきやがった。僕が「顧問料を払っているんだから○○先生に聞いたらどうですか」と丁重に返すと「今さら聞けないよ」という答えばかりだった。毎月、顧問料を支払っているのに今さら聞けないと嘆く社長ばかり。ということは、見込み客とのパイプさえつないでおけば、新規の顧問先を増やすことは容易にできるはずだ。しかし、税理士やその職員たちが使う言葉は顧問先には通じやしない。回転率? 分配率? か、かんぷきん?「そのような小難しい言葉は先生が知っていればいいでしょ」と顧問先は100%思っている。だって、それが顧問税理士なのだから。車のパーツの名前、花の原産地が我々には分からないのと同じことだ。とにかく、目の前のお客との「心の垣根」を取り去るように、今は1センチでも段差を低くすることを徹底すべきだろう。
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