2016年6月30日木曜日

【社長から見た通信簿】

成績の良い子はそれを待ち望み、そうでない子は凹むだけ。そう、それが通信簿。そして顧問先の社長からすれば、決算書は通信簿とまったく同じ。前期と比べて売上が、利益がアップすればそれを待ち望み、ダウンしたら監査担当者から逃げ回る。だよね?なかなか決算報告会を開くことができないのも顧問先の社長が逃げ回っているからだよね?であれば、嫌がる相手を捕まえてまで無理にやることもなかろうに。会社の売上や利益をアップさせる最大の要因は、社長の「ヤル気」。それさえあればなんとかなる。それに決算書の読み方を説明したところで明日になったらほとんど忘れてやがる。多くの社長から実際に聞いた話だが、大原簿記で経理を学んだだけの若僧から「固定費がどうのこうのと言われると腹が立つ!」と憤慨していた。一度も物を売ったこともなけりゃ電卓を叩くのが早いだけなのに!ってね。そしてそれは税理士も同じぴょん。数字に強いのではなく、数字に詳しいだけですよね。本当に数字に強い人であれば、公認会計士や税理士稼業ではなく、商品を流通させる大きな商売をやっているはずだ。今一度、通信簿をもらう人の気持ちを考えてみてほしい。ヤル気を削いで凹ませるだけなら、やってはいけないことだけを忠告して「さ、頑張りましょう!」とエールを送るだけのほうがずっとマシだ。
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2016年6月28日火曜日

【「何でもできる」は「何もできない」と以下同文】

僕の知り合いのある社長は、低迷する繊維業界の将来を予測して早くからキングサイズに「特化」したために大成功した。このようにどんな業界でも何かに特化すれば必ず活路は見出せるだろう。いくら不況で多くの企業が倒産しても、その業界自体がなくなることはない。また、友だちの友だちの友だちくらいの薄い関係の司法書士は、本来業務の登記は一切やらず、相続対策セミナーだけで年収3000万円を確保している。今回、僕の胃が痛い、いや僕が言いたかったことは、税理士稼業もまったく同じだということだ。「うちは経営シミュレーションを毎月やるよ」「うちが作る試算表は完璧だよ」。そんなものはどこのどいつの事務所でもやっているし、それどころか弥生会計ソフトがあれば中学生でもできる。例えば、相続専門→相続対策専門→畑の測量まで完璧となれば、そんな税理士は全国にもそうはいないだろう。特化がすべてだ。記帳代行から経営シミュレーションまですべてこなすスタンダードな事務所では、かえって武器がないも同然。ドゥビドゥバ~は左卜全。「何もできない≦何でもできる<これしかできない」をお忘れなく。
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2016年6月24日金曜日

【良い会社と悪い会社の見分け方】

決算書などの数字に表れない部分で良い会社かどうかを見分ける方法はある。っていうか、「数字が良い=良い会社」だと思うほうが稚拙で能がない。ま、その話は右横に置いておいて、左横から本題に入ろう。それは相手先にFAXを送信すれば容易に分かる。その際に返信を希望する旨の要件を添えてね。メールを見ない奴はいてもFAXは必ず見る。大五郎、あとはジッと待つのだぞ。by 大昔の「ボンカレー」のCM風。それで相手先の企業風土もバッチシ分かるんだよ。まずはちゃんと返事が来るかどうかだね。返事が来なかったらそれまでの会社だからサッサと縁を切っちまおう。そして問題は返事がすっげぇ遅い会社だが、そうなってしまった理由は「決められないか、怠慢か、忘れっぽいのか、社内がゴチャゴチャで用紙をなくしたのか、こっちを軽く見ているか」の5つしかない。だから、返信期日からどれだけ遅れて届いたかを分析し、相手先の企業風土を垣間見ると面白い。たった1枚のFAXで会社の良し悪しがこれほど顕著に分かるんだっぺ。
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2016年6月22日水曜日

【職員の正しい負け犬教育法】

今から11年前、いや12年前、ん?13年前だったか?まあいい。とにかく僕が税理士事務所に勤めていた頃の風潮は「うちの所長先生って立派でしょ」「毎週、商工会議所でセミナーをやってるよ」というのが職員たちの自慢でもあった。ま、言ってみれば、盃(さかずき)を交わさないまでも、立派な親分を尊敬する従順な子分のような色濃い間柄だった。またそうやって優秀な職員がやめないようにとつなぎとめていた。ところが今ではその逆のケースも結構多い。つまり「先生、大丈夫かな・・・。最近はボーっと物思いにふけってばかりだし。僕がいないと事務所が立ち行かないな・・・」という具合なんだ。これを「アンダードッグ(負け犬)効果」と言う。要は、同情を買うやり方だ。特に慈悲深い日本人は不利な状況にある奴に対して手を差し伸べる傾向がある。これを職員の教育に活かさない手はない。所長を見て「うちの先生は立派」よりも「う~ん、僕がしっかりしなきゃ!」と思わせた方が事務所は末永く繁栄するだろう。それに、その方が現実的ですっげぇ楽だし。
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2016年6月20日月曜日

【税理士にしかできない仕事】

例えば、あなたが税理士だとして、その顧問先である花屋に売上げを伸ばすアドバイスをしようとした場合、実際にバラやガーベラを売ったことのある者は一人もいないだろう。だから、自分の考え方を言わないほうが賢明だ。だって実際に1本も売ったことがないんだもん。ただ、税理士にしかできないことがある。それは、儲かっている別の会社や店のやり方を話してあげることだ。花屋に限らず工務店からアパレル、飲食店、水商売や医者まですべての業種に関われる仕事は税理士しかない。顧問先の中で調子が上向いている会社のやり方をそっくりそのまま他の会社に伝えてあげればOKだ。当然、守秘義務が大前提なので、そのやり方だけを教えてやればいい。この僕は、今までに実に多くのアドバイスを行ってきたが、実際に物を売ったことなど一度もない。それなのに専業主婦にネットショップを作らせると毎月200万円の売上をつくることに成功した。だって、この僕だから。まぁ、実のところ毎月1億円を売り上げている知り合いのショップのやり方をそっくりそのまま伝えたからだがね。たったそれだけのことだ。そして、それを簡単に行える人間こそが、多くの業種業界業態に嫌でも関わっている税理士なんだってばよ。
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2016年6月18日土曜日

【社長はサラリーマンになれなかった人】

このご時世で久しぶりに「社長になりたい!」という奇特な若者とコメダ珈琲岐阜駅東店で会った。ふ、この僕なら、生まれ変わったら岐阜市役所の職員か外敵の少ないジンベエザメになりたい。もし現在、スマホ片手の君が社長だとしたら、それは商才があったからでも人望があったからでもない。単に「サラリーマンになれなかったからか、親の家業を継いだだけ」だ。いいかい、マジで。社長になる能力とサラリーマンで居続ける能力とでは明らかに後者のほうが上だ。多くの社長と関わってきたが、ほとんどの社長がサラリーマンになれなかった、またはそれを続けることができなかった落ちこぼればかりだった。きょうびは資本金といっても1万円でOKなので、近くの法務局に行って登記さえすれば3日後には社長になれる。自分の意志で社長になったと思っている奴も多いが、社会から、会社組織からドロップアウトしただけのことだ。要は、組織の一員としては使いものにはならない奴ってことさ。人生、80年以上も生きながらえてしまう昨今、安っぽい見栄やブタの脂身のような余分な欲を捨てて何が一番幸せなのかを今一度、考えてみたまえ。
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2016年6月14日火曜日

【まったく意味のないNGワード ~経営者感覚を持て!】

百歩譲って二歩下がるとして「消費者(お客様)目線になれ!」いうのは分からないでもない。ん?合計すると102歩か?だから、そんなことはどーでもいいんです。実際には売り手が買い手の気持ちなど分かるはずもなければ、むしろ分からないほうがいい場合も多い。で、そこらの社長が社員に向かって「なんだ、この計画書は!もっと経営者感覚を持って仕事に取り組め」と説教する場面がある。おそらく近くの商工会かどっかが催した安っぽいセミナーで入れ知恵でもされたのだろう。あのね、経営者感覚がないからサラリーマンをやってんじゃん。経営者感覚でモノを考えることのできる人物は社長しかいないんだよね。たとえそれが間違っている計画でも、社長が決めたことだからと文句を言わずにコツコツと言われたとおりにこなすのが社員の役目なのさ。だから、何かあったら100%社長の責任。まったく意味がないどころか、かえってマイナス面ばかりを引き起こすNGワードを連呼するのは愚かでみっともないだけ。
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